物理ディスクが姿を消しつつある現代のゲーム業界において、「作品を後世に残す唯一の手段は違法コピーしかないのでは?」という議論が再燃しています。PC Gamerが伝えたところによれば、ゲーム保存活動を牽引する団体の代表もまた、この見解に一定の理解を示したとのことです。
ニュース概要

PC Gamerの記事では、ゲーム保存を推進する団体のリーダーが、パブリッシャー側が「意味のある代替手段を提示しようとしない」現状を批判しています。ダウンロード販売が主流となり、ディスクを介した所有・保管が難しくなっていく中で、正規のアーカイブ手段が用意されない以上、ユーザーが独自にコピーを取って残す(いわゆる海賊行為)以外に作品を残す道がない、というのが議論の要点です。そして「保存の未来は結局PCにある」という認識も改めて示されました。
出典: PC Gamer
ハマケンのひとこと
これは本当に難しい問題ですよね。ストアが閉鎖されたり、ライセンスが切れたりして「買ったはずのゲームが遊べなくなる」という事例は、ここ数年で本当に増えてきました。P.T.のように配信停止で事実上プレイ不可能になった作品を思い出すファンも多いはず。
「海賊行為が保存の唯一手段」というのは過激な主張に聞こえますが、公式のアーカイブ制度や、販売終了後にDRMを解除する仕組みなどが整っていない以上、文化財としてのゲームを守る手段が本当に限られているのも事実です。個人的には、映画や音楽のように国立の保存機関やパブリッシャー協会レベルで「販売終了後の扱い」を制度化する時期に来ているように思います。ディスクが消えた未来で、90年代・2000年代の名作をどう次世代に伝えるか——ユーザーだけの責任にせず、業界全体で答えを出してほしいテーマです。

