ソニーが2025年度決算において、子会社Bungieに関連する約7億6,600万ドル(日本円でおよそ1,100億円規模)の減損損失を計上したことが明らかになりました。「Destiny 2」の収益低下と「Marathon」の見通し悪化がダブルで響いた格好です。
ニュース概要

ソニーは2022年に36億ドルでBungieを買収しましたが、2025年度の財務報告で同スタジオに関する約7億6,600万ドルの減損損失(資産価値の見直しによる損失計上)を記録しました。理由として挙げられているのは、運営型シューター「Destiny 2」のパフォーマンスが期待値に届かなかったことと、新作の対戦型抽出シューター「Marathon」が当初想定していた業績見通しに達しないと判断されたことの二点です。Marathonは発売延期が報じられており、開発体制も揺れている状況です。
出典: PC Gamer
ハマケンのひとこと
36億ドルという大型買収から3年、約7.66億ドルの減損というのは買収額のおよそ2割が吹き飛んだ計算で、なかなかに重い数字です。Bungieといえば「Halo」「Destiny」を生み出した名門スタジオで、ソニーがPlayStationのライブサービス戦略の中核に据えた経緯がありますが、肝心のDestiny 2は拡張コンテンツのリリースを重ねるごとに勢いを失いつつあり、新規IPであるMarathonもアルファテストでの評価が芳しくなく延期。両輪が同時にきしんでいる状態です。とはいえ減損は会計上の処理であって、Bungieが解散するとかそういう話ではありません。むしろここからMarathonをどう仕上げて世に出すか、Destinyフランチャイズの次の一手をどう打つかが本当の正念場でしょう。ライブサービスは当たれば莫大ですが、外せば一瞬で資産が溶ける——その怖さを改めて突きつけるニュースだと感じます。

