『Grand Theft Auto VI』の開発を手がけるRockstar Northに勤める現役スタッフ3名が、長時間労働(クランチ)が事実上の契約義務になっている、と告発する報道が出てきました。ジェンダー間の賃金格差やボーナス制度をめぐる問題も指摘されています。
ニュース概要

Rock Paper Shotgunが伝えた新たなレポートによれば、英国拠点のRockstar North所属の現役開発者3名が、労働環境について匿名で証言したとのことです。証言では、EU圏の労働時間規制の上限を超えて働くことを許可する「オプトアウト条項」が雇用契約に組み込まれており、実質的に長時間残業を前提とした働き方が制度化されていると指摘。加えて、男女間の賃金格差が拡大していることや、ボーナスが従業員をコントロールする手段として使われているといった主張も報じられています。
ハマケンのひとこと
Rockstarのクランチ問題といえば、『レッド・デッド・リデンプション2』開発時にダン・ハウザー氏が「週100時間労働」と発言して大炎上したのが記憶に新しいところ。あの騒動を経て社内改革が進んだと言われていましたが、GTA6を目前に控えたタイミングでまた告発が出てきたのは残念です。EUの労働時間指令では原則として週48時間が上限ですが、英国ではオプトアウトで超過が可能。それを新入社員の段階から契約に組み込んでおくというのは、確かに「断りづらい空気」を作る設計だと言われても仕方ないですね。史上最高額の開発費が噂されるタイトルだけに、その裏側で働く人たちの環境がどうなっているのかは、プレイヤーとしても気にかけていきたいところです。発売までのカウントダウンが進むなか、Rockstar側の反応にも注目しておきたいですね。

