シリーズ累計で大ヒットを記録している「Borderlands」。その象徴ともいえるコミック風のセルシェーディング表現が、実は土壇場の決断によって生まれたものだったことを、Take-Two CEOのストラウス・ゼルニック氏が改めて語りました。
ニュース概要

Take-Two InteractiveのCEOストラウス・ゼルニック氏が、初代「Borderlands」開発終盤でアートスタイルを大幅に変更したことについて言及しました。当初はリアル寄りのビジュアルで進行していたものを、現在おなじみのコミックブック調の表現へと刷新。この方針転換には約1年の追加開発期間と5000万ドルのコストがかかったとのこと。ゼルニック氏は、この判断がなければ「Borderlandsはヒット作にはならなかった」と振り返っています。
出典: PC Gamer
ハマケンのひとこと
2009年当時、まだ無名に近かった「Borderlands」がリアル系FPSの群雄割拠する市場に出ても、おそらく埋もれていた可能性は高かったはず。あのインクのにじみのような独特の輪郭線と毒々しい配色は、トレイラーやスクショ一枚でも「あ、これBorderlandsだ」と一発で分かるブランド資産になりました。これは数字以上の価値があると思います。一方で、開発終盤で1年延長・5000万ドル追加という決断は、現代のパブリッシャー事情を考えるとなかなか飛ばせない賭けですよね。映画版がコケて評価が下がった現在の文脈で、CEOがあえて「あの判断が成功の鍵だった」と語るのは、次回作以降のアイデンティティ堅持への意思表示にも読めます。「Borderlands 4」もあの個性は健在なので、創業時の哲学はちゃんと受け継がれているということでしょう。

