『ファイナルファンタジー』シリーズの生みの親である坂口博信氏が、生成AIで制作された「FF6リメイク」の架空トレーラーを称賛したことで議論が巻き起こり、サガシリーズの河津秋敏氏からは「やめてほしい」とたしなめられる事態となりました。
ニュース概要

今週、坂口博信氏が生成AIによって作られた『ファイナルファンタジーVI』リメイク風のトレーラー映像を肯定的に評価する投稿を行い、これが一部のファンやクリエイターから反発を招きました。同じくスクウェア出身でサガシリーズを手がける河津秋敏氏は「やめてほしい」と公に苦言を呈しています。予想以上の反響を受けた坂口氏は、その後「すごい反応だ」と驚きを示すコメントを残しました。生成AIによるゲーム関連コンテンツの扱いをめぐる、業界内の温度差が改めて浮き彫りになった形です。
出典: Eurogamer
ハマケンのひとこと
これはなかなか難しい問題ですよね。坂口さん自身は近年もミストウォーカーで現役クリエイターとして活躍されていますし、新しい技術に対してオープンな姿勢を持っていること自体は不思議ではありません。ただ、生成AIは学習元の著作物や、現場で絵を描いているアーティストの仕事との関係性が世界的にずっと議論されているテーマで、特にFF6は天野喜孝さんのイラストや当時のドット絵スタッフの仕事が強く印象に残る作品。そのリメイク風映像をAIで作って「いいね」と言われると、複雑に感じる人が多いのも自然な反応かなと思います。河津さんがあえて公の場で「やめてほしい」と発言したのも、内輪の冗談で済む話ではないと感じたからでしょう。なお、現実のFF6リメイクについてはスクウェア・エニックスから何も発表されていないので、その点はくれぐれも誤解しないようにしたいところです。

