金融機関がゲームの価格設定に口を出すという、なかなかに珍しい光景です。バンク・オブ・アメリカが『Grand Theft Auto VI(GTA6)』の希望小売価格を80ドルに引き上げるよう、Take-Two InteractiveのCEOストラウス・ゼルニック氏に対して提言しているという話題が報じられました。
ニュース概要

Rock Paper Shotgunの記事によると、バンク・オブ・アメリカのアナリストがTake-Two InteractiveのCEOストラウス・ゼルニック氏に対し、『GTA6』の標準価格を80ドルへ引き上げることを推奨しているとのことです。理由としては、こうした超大型タイトルが価格の天井を押し上げることが「業界全体」にとって有益だ、という論調が示されています。GTA6は来年の発売が予定されている、現状もっとも注目度の高い作品のひとつであり、その価格設定が他社にも波及する可能性が指摘されています。
ハマケンのひとこと
すでに任天堂が『マリオカート ワールド』で80ドル(国内では税込9,980円前後)という新基準を打ち出した流れもあり、「フルプライス=70ドル」の常識が揺らぎつつあるのは間違いありません。GTA6ほどの規模であれば、80ドルになっても買う人は買う、というのが投資家側の冷徹な読みなのでしょう。実際、開発費が数千億円規模に達していると噂される中で、価格据え置きには無理があるのも事実です。
ただ気になるのは、バンク・オブ・アメリカのような外部の金融機関が「業界のために値上げを」と公然と提言する構図そのもの。ユーザー側からすれば「それ、誰のための業界なの?」と首をかしげたくなる話でもあります。Rockstarがこれにどう応じるか、そして日本での価格がどう設定されるかは、為替を考えると正直かなり身構えてしまうところ。続報を注視したいですね。

