EA、開発者レイオフの最中にCEO報酬が3000万ドル増と判明

feat 165a9e3d43e3 ゲーム

EAのCEO、アンドリュー・ウィルソン氏の今年度報酬が3,000万ドル超も増加したことが、同社の財務開示書類から明らかになりました。開発者のレイオフが進む中での大幅増額という事実が、業界内外で注目を集めています。

ニュース概要

EAのロゴ(白黒)

Electronic Arts(EA)が公表した財務開示書類により、CEO・アンドリュー・ウィルソン氏の報酬が今年度に3,000万ドル増加していたことが確認されました。これは同社が開発スタッフを解雇していた時期と重なっています。また、サウジアラビアによるEAの約500億ドル規模のレバレッジド・バイアウト(借入金を活用した企業買収)が完了に近づいているとも報告されており、EAが非上場化されれば財務情報を一般に公開する義務がなくなります。今回の開示はEAにとって最後の公開財務報告のひとつになる可能性があります。

出典: GameSpot

ハマケンのひとこと

「現場の開発者が仕事を失う一方で、トップの報酬は3,000万ドル増」という構図は、EAに限らずここ数年のゲーム業界で繰り返し見られてきたパターンです。2023〜2024年にかけて業界全体で大規模なレイオフが続きましたが、幹部報酬との乖離が数字として可視化される機会は多くありませんでした。

今回の件でとくに注目したいのは、「この情報が公開されたこと自体、近いうちに最後になるかもしれない」という点です。サウジアラビアによる買収が完了しEAが非上場化されれば、経営陣の報酬額や資金の使われ方を外部から確認する手段は基本的になくなります。株主向けの開示義務がなくなるということは、こうした「不都合な数字」が今後は表に出てこなくなる、ということでもあります。

ゲームを遊ぶ側として直接関係する話ではないように見えますが、開発現場の実態や作り手への処遇がブラックボックス化していく流れは、長い目で見れば作品のクオリティや開発文化にも影響しうる問題だと思います。非上場化後のEAがどんな判断を下すのか、引き続き注目していきたいところです。

タイトルとURLをコピーしました