ChatGPTの利用実態を分析していた研究者たちが、思わず二度見してしまうような発見をしたそうです。なんと、たった1人のユーザーが『ドキドキ文芸部!』(DDLC)のキャラクターを題材にした「妊娠もの」の二次創作を、何千本も生成し続けていたというのです。
ニュース概要

PC Gamerによると、ChatGPTの会話ログを対象にした利用傾向の調査で、クリエイティブライティング用途のデータを集計したところ、極端に偏った1人のヘビーユーザーの存在が浮かび上がりました。そのユーザーは、心理ホラー系ビジュアルノベル『ドキドキ文芸部!』の登場人物を絡めた妊娠テーマの二次創作を、桁違いのボリュームで書き続けていたとのこと。統計データの平均値を大きく歪めるほどの数だったため、研究者側も驚きを隠せなかったようです。
出典: PC Gamer
ハマケンのひとこと
統計学の世界には、平均値をひとりで壊してしまう極端な外れ値の話として有名な「Spiders Georg」というネットミームがありますが、まさかその現代版がAI二次創作の分野で観測されるとは思いませんでした。『ドキドキ文芸部!』は無料配布のビジュアルノベル(選択肢型の恋愛アドベンチャー)でありながら、途中で心理ホラーへと大きく舵を切る名作として知られています。そのキャラクターたちを題材に、しかも「妊娠もの」というかなりニッチなジャンルに絞って何千本も書かせるという情熱の方向性は、正直理解の範疇を超えています。同時にこれは、AI利用データを分析する際に「代表的なユーザー像」を語ることの難しさも示していますね。統計上の中央値と、実際に存在する極端な個人の使い方には、これだけの隔たりがあるということ。ChatGPTの使われ方は、私たちが想像している以上にカオスなのかもしれません。

