視線を外した物体が「存在ごと消えてしまう」というユニークな発想のパズルゲーム「Object Impermanence」が話題を集めています。赤ちゃんが視界から消えたものを認識できない発達心理学の概念「対象の永続性(object permanence)」をひっくり返した、実に挑発的なコンセプトです。
ニュース概要

「Object Impermanence」は、プレイヤーが視認している間だけ物体が存在するというルールを軸にした一人称視点のパズルゲームです。視線を外した瞬間にオブジェクトが消滅してしまうため、階段や足場、鍵といった要素をどう「見続けるか」を工夫しながらステージを進めていく仕組みになっています。海外メディアRock Paper Shotgunがトレーラー公開を取り上げ、その独特の発想が注目されています。
ハマケンのひとこと
「見ていないものは存在しない」というルールは、量子力学の観測問題を彷彿とさせるだけでなく、ゲームデザイン的にもかなり面白い挑戦だと思います。というのも、通常のパズルゲームでは「オブジェクトの位置と状態を頭の中で保持する」ことが前提ですが、このゲームでは逆に「視界に入れ続けなければ成立しない」わけです。カメラの向きそのものが解法のリソースになるという、視点操作型パズルの新種と言えそうですね。個人的に気になるのは、視線を外した物体が「消えたまま」なのか、それとも「見直すと復活する」のか、その挙動次第でゲーム性が大きく変わりそうな点。「Antichamber」や「Superliminal」のような認知トリック系パズルが好きな方は、ぜひ動向をチェックしておきたい一本です。

