AdHoc Studioが手がける風変わりなヒーロー職場コメディ『Dispatch』のSwitch版に、任天堂の表現規制に対応するためのパッチが配信されました。アップデート名は「HR Violations(人事規定違反)」というユーモアたっぷりのもので、問題のシーンには露出部分を覆い隠すジャムドーナツが配置されています。
ニュース概要

AdHoc Studioは、スーパーヒーローを題材にしたアダルトテイストのコメディアドベンチャー『Dispatch』のSwitch版に、任天堂のプラットフォーム要件に合わせた修正パッチを配布しました。アップデートの名称は「HR Violations(人事規定違反)」で、本作に登場する男性器の描写部分を、にじみ出すジャムドーナツのグラフィックで覆うという独特の対応が施されています。プラットフォームごとの表現基準に合わせた、開発側らしいウィットの効いた措置となっています。
出典: Eurogamer
ハマケンのひとこと
規制対応というと開発側がしぶしぶ修正するイメージが強いですが、AdHoc Studioのアプローチはかなり挑戦的で痛快です。パッチ名を「HR Violations」、つまり職場ものらしく「人事規定違反」と引っかけてくる時点でセンスが光りますし、隠し素材にあえてジャムドーナツを選ぶというのも、原作の毒っ気を保ったまま規定をクリアする見事な落とし所だと思います。一般にSwitchはファミリー向けの色合いが強く、性的・暴力的表現には他機種より厳しい基準が課されると言われていますが、こうした制約を逆手に取って笑いに変えるのは、ナラティブ重視のスタジオならではの強み。海外発のシニカルなコメディゲームを日本のSwitchユーザーが手に取る際にも、この種のセンスは作品全体の印象を大きく左右するので、ローカライズ事情も含めて今後どう展開していくのか注目したいところです。

