「Grand Theft Auto(=大それた自動車窃盗)」というタイトルを冠しながら、シリーズの歴代パッケージアートを並べてみると、実際に車を盗む瞬間を描いた作品はたった1本しかない――そんな興味深い指摘が、海外メディアGameSpotから飛び出しました。
ニュース概要

1997年に第1作が登場して以来、約30年にわたり展開されてきた『Grand Theft Auto』シリーズ。GameSpotは先日公開された『GTA VI』のカバーアートをきっかけに、シリーズ各作のパッケージを改めて見直したところ、タイトルが示す「自動車窃盗」の瞬間そのものをアートワークに描いている作品は、ほぼ1作だけだったと指摘しています。多くのカバーはコラージュ調のキャラクター紹介や街の風景が中心で、肝心の犯行シーンは意外にも避けられてきたという内容です。
出典: GameSpot
ハマケンのひとこと
言われてみれば確かに、GTAのパッケージといえば分割パネルにキャラや銃、車、ヘリが並ぶ「あの構図」が定番で、ドライバーを引きずり下ろす瞬間を切り取ったものってほとんど記憶にないんですよね。これはRockstarのブランディング戦略として結構面白いポイントで、ゲーム内では過激な犯罪を山ほどやらせるくせに、表紙では「この街に生きるキャラクターたち」を主役に据えるという、ある種の上品さを保っているわけです。映画ポスター的な見せ方を一貫してきたからこそ、シリーズの世界観に風格が出ているとも言えます。逆に言うと、もし『GTA VI』が「カージャックの瞬間」を堂々と描いていたら、それはそれで大きな方針転換として話題になっていたはず。タイトルと表紙のギャップに改めて気付かせてくれる、地味だけど良い視点の記事でした。

