RPG『スカイリム』のちょっと面倒な本棚整理機能が、1本の独立系ゲームを生み出すきっかけになったという、なんとも興味深い開発エピソードが紹介されました。
ニュース概要

GameSparkが公開した開発者インタビューによると、インディーゲーム『司書のお仕事』は、『The Elder Scrolls V: Skyrim』でプレイヤーが本棚に本を並べる際に生じる、あのちょっと煩わしい操作感覚からヒントを得て生まれた作品とのことです。「面倒な片付け」という日常にも通じる行為を、プレイヤーが思わず没頭してしまうような”気持ちのいい体験”へと昇華させることを、開発の核心的なテーマに据えているようです。
出典: GameSpark
ハマケンのひとこと
『スカイリム』の本棚整理といえば、熱心なプレイヤーならおそらく一度は向き合ったことがある、あの独特の”沼”ですよね。本を1冊ずつ丁寧に棚へ収めたくなる衝動、そして思ったより手間がかかってため息をついてしまう感覚。あれを「不満」で終わらせず「ゲームの核にできる」と見抜いた視点は、なかなか鋭いと思います。
整理・収納・片付けといったテーマは、『ダンジョンに潜る』や『モンスターを倒す』といった従来のゲーム的快感とは少し異なる、生活に根ざした達成感を持っています。近年、『パワーウォッシュシミュレーター』(汚れを洗い流す)や『ビルダーズゲーム』系タイトルが広い層に受け入れられているのも、この”日常作業の快感化”というデザイン哲学と地続きではないでしょうか。『司書のお仕事』がその系譜にどう並ぶのか、インタビューの詳細がとても気になります。着想の原点がメジャータイトルの”不便な部分”というのも、開発者らしいユニークな視座だと感じました。

