「ChatGPTに仕事を奪われた」と訴えたライターの発言をきっかけに騒動となったSaber Interactiveですが、その後も広報方針を変えるつもりはないと会社側が明言しました。
ニュース概要

Saber InteractiveのCCO(最高コミュニケーション責任者)であるTim Willits氏が、同社の広報戦略に変更はないことを認めました。この発言の背景には、あるライターが自身の業務をChatGPTに置き換えられたと訴えた出来事があり、その後同社CEOがメディアに対して「そのライターをAIに置き換えても構わなかった」と発言したことが騒動に発展していました。この一連の経緯を受けても、会社としての方針転換は行わないとの立場が示されています。
出典: Eurogamer
ハマケンのひとこと
この件、単なる一企業の広報トラブルというよりも、ゲーム業界全体が今まさに突きつけられている「AIとどう向き合うか」という問いを象徴しているように感じます。CEOの「AIに置き換えても構わなかった」という発言自体が波紋を呼んだにもかかわらず、CCOが「戦略は変えない」と明言したのは、ある意味潔いとも言えますが、火に油を注ぐ結果にもなりかねません。個人的には、ライティングやコミュニケーション業務においてAI活用が進むのは自然な流れだと思う一方、それを「人間の代替」として公言してしまうタイミングと言葉選びには、企業広報としての配慮が足りなかったのではと感じます。今後、同様の発言が他のパブリッシャーからも出てくる可能性は十分あり、業界全体でAI活用の「言い方」が問われる場面が増えていきそうです。

