『Star Wars: Knights of the Old Republic II – The Sith Lords』(KOTOR2)が今なお語り継がれる理由について、PC Gamerが興味深い切り口の記事を掲載しました。テーマはずばり「スター・ウォーズの白黒はっきりした倫理観に、グレーの濃淡を持ち込んだ作品」というもの。
ニュース概要

PC Gamerは、Obsidian Entertainmentが手がけたRPG(ロールプレイングゲーム)『KOTOR2』が傑作と評される理由として、フォースの「ライトサイド=善」「ダークサイド=悪」というスター・ウォーズ伝統の単純な対立構図に踏み込み、その間にある曖昧な領域を描いた点を挙げています。ライトサイドにも疑問を投げかけるような視点で、より複雑な道徳観を提示したことが評価されている、という趣旨の論考です。
出典: PC Gamer
ハマケンのひとこと
KOTOR2は開発期間の短さから未完成部分が多いことでも有名ですが、その粗さを補って余りある「思想の深さ」がいまだに語られ続けている作品ですよね。特にクレイア師の語る「善行が必ずしも良い結果を生むとは限らない」という哲学は、物乞いに金を渡すことすら問い直してくる徹底ぶりで、当時としては衝撃的でした。Obsidianはこの後も『Fallout: New Vegas』などで「絶対善も絶対悪もない世界」を描き続けており、KOTOR2はその原点とも言える存在だと思います。Disney傘下になってからのスター・ウォーズ作品が再び善悪二元論寄りに揺り戻している感もあるので、今こそKOTOR2の遺したテーマは再評価される価値がありそうです。リメイク版の続報がなかなか聞こえてこないのは寂しいところですが、それも含めて伝説の一本ですね。

