『League of Legends』の現役トッププロとして世界的な知名度を誇るFakerが、韓国警察庁からサイバー賭博根絶に向けたキャンペーンの顔として白羽の矢を立てられました。
ニュース概要

韓国警察庁は、『League of Legends』(通称LoL)のプロ選手として長年にわたり国内外で圧倒的な実績を残してきたFaker選手を、「サイバー賭博自首制度」の広報大使および名誉警察官に任命しました。サイバー賭博自首制度とは、違法なオンライン賭博に関与したユーザーが自ら申告することで、一定の条件のもとで処罰を軽減または免除する仕組みです。若年層を中心に絶大な影響力を持つFakerを起用することで、同制度の認知拡大と違法賭博の抑止を図る狙いがあるとみられます。
出典: GameSpark
ハマケンのひとこと
「魔王」「生ける伝説」と称され、eスポーツ界でおそらく最も有名なプレイヤーの一人であるFakerが、まさか警察の制服(あるいはそれに準じるコスチューム)を身にまとう日が来るとは、と思わず笑みがこぼれるニュースです。ただ、笑い話で終わらせるには少々もったいない背景もあります。
韓国ではオンラインゲームと違法賭博の結びつきが社会問題として繰り返し取り上げられており、特にゲームに馴染みのある10〜30代への啓発は長年の課題でした。その層に最もダイレクトに訴えかけられる人物として選ばれたのがFakerだとすれば、警察庁のアプローチは案外理に適っています。スポーツ選手や芸能人がNGO・行政のキャンペーンに協力する例は珍しくありませんが、eスポーツ選手がここまで公的な肩書きを与えられるケースは、業界の社会的認知度の高まりを示す象徴的な出来事とも言えそうです。
Fakerの発言やSNSへの投稿は国境を越えて拡散されるだけに、制度の認知度向上という目標に対しては十分な波及効果が期待できるでしょう。「警察官Faker」のビジュアルが世界のLoLファンの間でどう受け取られるかも、個人的にちょっと気になるところです。

