SF×ファンタジーという組み合わせは、テーブルトークRPG(TTRPG=みんなで物語を作る卓上ゲーム)の世界では決して王道とは言えません。しかし、Avantris Entertainmentが手がける新作『Neon Odyssey』は、その常識をひっくり返すような勢いでKickstarterの記録を塗り替えてしまいました。
ニュース概要

Avantris Entertainmentが開発するTTRPG『Neon Odyssey』が、クラウドファンディングサイトKickstarterにおけるTTRPG史上最高額の支援を達成し、新記録を樹立しました。同作は『ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)』的なファンタジーの遊び心に、SF要素を融合させた意欲作とされています。D&DとSFは相性が悪いと考えられがちですが、その先入観を覆すほどの注目を集めた格好です。
出典: Polygon
ハマケンのひとこと
TTRPGのKickstarter記録というと、これまでは『Critical Role』関連作品や大手パブリッシャーのリブート企画など、既存IPの強さに支えられたタイトルが上位を占めてきました。そんな中、Avantrisのような配信系クリエイター発のオリジナルタイトルが頂点に立ったのは、TTRPGシーンの主役が確実に「コミュニティと一緒に育つ作品」へシフトしている証拠だと感じます。SFとファンタジーの融合自体は『Spelljammer』や『Starfinder』など前例がありますが、ネオン輝くサイバーパンク的なビジュアルで攻めてきたのが新鮮ですね。日本だとTTRPG専門のクラファンはまだ規模が小さいので、こうした海外の盛り上がりが翻訳・展開という形でこちらにも波及してくれることを期待したいところです。

