Netflixがゲーム部門の傘下スタジオ2社を閉鎖する決断を下しました。ゲーム業界への参入から約5年、同社はいまだに自分たちの立ち位置を定めきれていないようです。
ニュース概要

Netflixが、自社のゲーム部門「Netflix Games」に関連する2つのゲームスタジオを閉鎖したことがPolygonの分析記事で取り上げられています。同社がゲーム事業に乗り出してから約5年が経過していますが、競争が激しいゲーム市場のなかで確固たる方針を打ち出せないまま、今回の決定もその迷走ぶりを象徴するものとして受け止められています。URLにはNight School Studio(『Oxenfree』シリーズを手がけた独立系スタジオで、Netflixが2021年に買収)の名前も含まれており、同スタジオが閉鎖対象に含まれていることが読み取れます。
出典: Polygon
ハマケンのひとこと
Netflixがゲーム事業に本格参入したのは2021年ごろのこと。当初は「サブスクリプション(月額制)サービスの会員であれば追加料金なしでゲームが遊べる」という形でスタートし、スタジオの買収も積極的に進めていました。ところが、会員がゲーム機能を実際に使う割合が低いという課題が早い段階から指摘されており、方向性の見直しが繰り返されてきました。
Night School Studioはインディーゲーム(小規模な独立系スタジオが制作するゲーム)として評価の高い『Oxenfree』を生み出したチームで、Netflixブランドのもとで続編『Oxenfree II』もリリースしていました。そのスタジオがわずか数年で閉鎖されるとすれば、ゲーム業界のクリエイターたちにとっても不安を覚えるニュースでしょう。
Netflixが「良質なゲームを会員に届ける」という理想と、「ゲーム事業を収益として成立させる」という現実のあいだで揺れているのは明らかです。映像コンテンツとは異なり、ゲームは開発に時間と費用がかかるうえに、プレイヤーの獲得競争も非常に厳しい。今後Netflixがゲーム部門をどう再定義していくのか、単純な縮小なのかそれとも別の形への転換なのか、引き続き注目していきたいと思います。

