MTGの忘れられた2012年産カード「復讐するファラオ」、デザイナーが復活を熱望

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『Magic: The Gathering』の2012年版コアセットに収録されたカード「Vengeful Pharaoh(復讐するファラオ)」が、あるデザイナーの発言をきっかけに改めて注目を集めています。

ニュース概要

MTGアモンケットのアート:呪われし者の王

「Vengeful Pharaoh」は、Magic 2012コアセット収録の黒のゾンビ・カード。このカードの特徴は、ゲームメカニクスだけでミイラのホラー短編小説を完結させている点です。墓地(捨て札置き場)に置かれた状態で相手の攻撃クリーチャーが自分に向かうと、そのクリーチャーを破壊して自分のライブラリー(山札)の一番上に戻るという能力を持ちます。「安眠を妨げる者を葬り、再び眠りにつく」という行動そのものがカード1枚の物語になっているわけです。長年ほぼ忘れ去られていたこのカードについて、Magicのデザイナーが再録・復活させたいという意向を示しました。

出典: Polygon

ハマケンのひとこと

TCG(トレーディングカードゲーム)においてカードの「フレーバーテキスト」でストーリーを語る手法は定番ですが、「Vengeful Pharaoh」が優れているのはテキストではなくゲームの効果そのものがナラティブになっているところです。墓地にいる→攻撃者が来る→破壊してライブラリーに帰る、という一連の流れが、文章ゼロでも「眠れるファラオへの侵入と制裁」をプレイヤーに体験させます。これはカードデザインとして非常に洗練されたアプローチだと感じます。

2012年産のカードが今になってデザイナーの口から語られるのは、現在MTGがアモンケット(古代エジプト風世界)関連のセットを展開中、あるいは近々展開予定という背景があるのかもしれません。再録となれば環境への影響も気になりますが、まずは「物語を語るカードデザイン」というコンセプトそのものが再評価されるきっかけになってほしいと思います。長く眠っていたファラオが本当に目を覚ます日が来るのか、今後の公式発表に注目です。

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