デッキビルダー(自分のカードの束を組み立てながら戦うゲーム)で「今どのカードを切るべきか」と悩みすぎて疲れてしまう…そんな人に響きそうな新作『Grail』が話題になっています。戦闘中のプレイ判断ではなく、デッキ構築そのものに戦略のすべてを寄せた設計が特徴です。
ニュース概要

Rock Paper Shotgunが取り上げた『Grail』は、戦闘中にプレイヤーが個別のカードを選んで出すのではなく、事前に組み上げたデッキの内容によって戦況が自動的に決まっていくタイプのデッキビルダーです。記事の書き手は、カードゲームにありがちな「間違った手を選んでしまったのでは」という心理的プレッシャーが軽減される点に魅力を感じていると語っており、戦略の比重を構築フェーズに全振りしたコンセプトを好意的に紹介しています。
ハマケンのひとこと
『Slay the Spire』以降、デッキビルダーは山ほど登場していますが、多くは「デッキを組む楽しさ」と「毎ターンの手札運用の緊張感」の二本柱で成り立っていました。『Grail』はそのうち後者を思い切って削り、構築部分だけを研ぎ澄ますという逆張りの設計で、これはかなり面白い割り切りだと感じます。オートバトラー(自動戦闘系ゲーム)にも通じる発想で、プレイヤーの脳は「戦闘中の判断」ではなく「デッキそのものの設計論」に集中できるわけですね。個人的にも、疲れているときにローグライクをやると手札選択で頭が回らずミスして自己嫌悪…という経験があるので、この設計思想はかなり刺さります。あとは自動化した戦闘をどれだけ「観ていて楽しい」ものに仕上げているかが評価の分かれ目になりそう。構築の因果がしっかり戦況に反映される作りなら、化ける可能性があるタイトルだと思います。

