『ミストボーン』『嵐の archive(ストームライト)』などで知られるベストセラー作家ブランドン・サンダースンが、J.R.R.トールキンと『指輪物語』をテーマに約1時間の講義を公開しました。海外メディアPolygonがその内容を取り上げ、現代のファンタジー創作における「トールキン模倣」の問題点を浮き彫りにしています。ゲーマーにとっても無視できない話題です。
ニュース概要

サンダースンが行った約1時間にわたるトールキン考察動画について、Polygonが要点をまとめた記事を掲載しました。記事では、後発のファンタジー作家・読者が見落としがちなポイントとして、『指輪物語』の表面的な要素(エルフ、ドワーフ、暗黒の魔王など)をなぞるだけでは本質を捉えられない、というサンダースンの主張が紹介されています。トールキン作品が持つ独自性や時代背景を踏まえたうえで、現代のファンタジーが進むべき方向についての示唆が語られている内容です。
出典: Polygon
ハマケンのひとこと
これ、ファンタジーRPGをプレイしている自分たちにも結構刺さる話だと思うんですよね。考えてみれば、現代のJRPGも洋ゲーRPGも、エルフ・ドワーフ・オーク・魔王という”テンプレ”のかなりの部分をトールキンから引き継いでいます。『ドラクエ』『FF』のルーツをたどればD&Dがあり、D&Dの背後には『指輪物語』がいる、というのは有名な系譜ですよね。サンダースン自身、自作の魔法体系「アロマンシー」のような独自ルールで知られる作家なので、「外側の意匠だけを真似ても意味がない、トールキンが何を新しくやったのかを学べ」というメッセージには説得力があります。ゲーム業界でも『エルデンリング』のように既存ファンタジーの枠を解体した作品が評価されている流れを見ると、創作の最前線は今まさに「ポスト・トールキン」を模索しているのかもしれません。動画本編もぜひチェックしてみたいところです。

