大手パブリッシャーのElectronic Arts(EA)で社長を務めるローラ・ミーレ氏が、自社スタジオにおけるAI活用の効果について語りました。曰く、開発現場の地味で手間のかかる作業をAIが肩代わりすることで、クリエイティブな議論がよりスピーディに進むようになっているとのことです。
ニュース概要

EAのスタジオ部門を統括するローラ・ミーレ氏が、ゲーム開発におけるAI導入の手応えについて発言しました。同氏によると、開発工程に含まれる退屈で時間のかかる作業をAIに任せられるようになった結果、クリエイティブな方向性に関する話し合いや意思統一が、以前より短時間で済むようになったといいます。これによりスタジオ内では「創造性の本当の高まり」が生まれていると主張しています。
出典: PC Gamer
ハマケンのひとこと
大手パブリッシャー側からこうした「AIで創造性が上がった」という発信が出てくると、現場のクリエイターの間ではどう受け止められているのか気になるところです。確かにテクスチャの量産、リップシンク、デバッグ補助といった反復作業をAIに任せられれば、デザイナーや脚本家が本来やりたい仕事に集中できる、というロジックは筋が通っています。一方で、海外では昨年から大規模なレイオフが続いており、「AIで効率化=人員削減の正当化」と受け取られかねない文脈があるのも事実。EAは『Battlefield』や『Madden』のような長寿シリーズを大量に回している会社ですから、AI活用のメリットを最も享受しやすいポジションでもあります。今後発表されるタイトルで、その「短くなった会議」の成果が遊び手側にも伝わる形で表れるのか、注目したいですね。

