『Assassin’s Creed IV: Black Flag』の主人公エドワード・ケンウェイを演じた俳優マット・ライアン氏が、ゲーム業界で使われる「ボイスアクター(声優)」という呼称は時代に合わなくなっていると指摘しました。瞳の演技まで画面に映る現代のゲームでは、用語そのものを見直すべきだという主張です。
ニュース概要

マット・ライアン氏は、ゲームの収録現場ではもはや声だけを当てているわけではなく、表情や視線の動きまで含めた全身での芝居がそのままキャラクターに反映されていると語っています。本人いわく「目の演技まで見える出来栄えに驚かされる」とのことで、こうした現状を踏まえると「ボイスアクター」という従来の呼び方は実情を反映しきれておらず、業界として言葉遣いを整理し直す必要があるとコメントしました。
出典: PC Gamer
ハマケンのひとこと
この話、実はけっこう根深いテーマだと思っています。海外では「パフォーマンスキャプチャー(声・表情・全身動作を同時収録する手法)」が当たり前になり、俳優の演技がほぼそのままキャラクターに転写される時代になりました。『Death Stranding』や近年の『Hellblade』シリーズを思い浮かべると、もはや「アフレコ」というより「映画の撮影」に近い感覚ですよね。一方で日本のゲームはアニメ的な収録スタイルの蓄積が厚く、「声優」という肩書きが文化として強く根付いています。だからこそ、海外発のこの議論が日本にそのまま輸入されるかというと微妙なところ。ただ、ストリーマーや海外向け同時収録が増えている現状を考えると、「演者の仕事をどう呼ぶか」は地味に重要な問題になりそうです。エドワード・ケンウェイの陽気な海賊っぷりを思い返すと、確かにあれは声だけの演技じゃなかったよなぁ、と納得してしまいました。

