CD Projekt Redが2011年に世へ送り出した『The Witcher 2: Assassins of Kings(ウィッチャー2 王の暗殺者)』が、2026年5月17日でちょうど発売15周年を迎えました。海外メディアGameSpotは、この節目に合わせて「今では同じ作品は二度と作れない」と論じる特集記事を公開しています。
ニュース概要

GameSpotが掲載した記事では、ポーランドのCD Projekt Redが手がけた『ウィッチャー2』を、当時のゲーム業界の空気感を色濃く映した「唯一無二のRPG」として振り返っています。シリーズ三部作のそれぞれがスタジオにとって重要な転換点となったとしつつ、本作はとくに発売当時の時代背景と密接に結びついた作品であり、現在のAAA開発環境では同じものを再現することは難しい、という論調で考察が進められています。
出典: GameSpot
ハマケンのひとこと
『ウィッチャー2』は、まだCD Projekt Redが「東欧の尖ったスタジオ」と呼ばれていた頃の作品で、序盤の分岐次第で第2章のマップ自体がまるごと別物になるという、今考えてもとんでもなく贅沢な作りでした。AAA予算が今ほど膨らんでいなかった時代だからこそ「片方のルートを遊ばないプレイヤーが大量に出る」設計に踏み切れた、というのはとても腑に落ちる話です。現在のような開発費高騰・株主圧力の時代では、見てもらえない可能性のあるコンテンツに莫大なリソースを割く判断は通しづらいでしょうね。『3』のオープンワールド化や次回作『Polaris』でも、あのアグレッシブな分岐設計がどこまで残るかは個人的にとても気になるところです。15周年を機に、未プレイの方は現行ハードでも動く2を一度触ってみてほしい一本です。

