サイキック能力を駆使する3Dプラットフォーマー『Psychonauts』シリーズで知られるDouble Fineが、労働組合の結成に動き出しました。同スタジオはMicrosoft傘下に入っており、近年続いているXbox系スタジオの組合結成の流れに新たな一石を投じる形となっています。
ニュース概要

『Psychonauts』『Brütal Legend』などで知られるDouble Fineが、全米労働関係委員会(NLRB)に組合認定の申請を提出しました。海外メディアAftermathの報道をRock Paper Shotgunが取り上げたもので、組合は通信労働者組合(CWA)傘下に位置づけられる見込みです。Double FineはMicrosoftによる買収を経てXbox Game Studios傘下となっており、ZeniMaxやActivision系列のスタジオに続く形で、Microsoft内のユニオン化の波がさらに広がっています。
ハマケンのひとこと
Double Fineといえば創設者ティム・シェイファー氏のもと、独立系スタジオとして長年クセの強い名作を世に送り出してきた存在ですから、Microsoft傘下に入った今でもこうしたボトムアップな動きが起こるのは興味深いところです。Microsoftは過去にもZeniMaxやActivision Blizzard系列で組合結成に対して比較的中立〜協調的な姿勢を取ってきた経緯があり、今回もスムーズに認定が進む可能性は高そうです。一方で、ここ数年Xbox部門ではレイオフや一部スタジオの閉鎖といった厳しいニュースも続いており、開発者側が自衛のために組織化を急ぐ動機は十分にあると感じます。クリエイティブ性が強く、少人数で長期プロジェクトを抱えがちなDouble Fineのようなスタジオこそ、組合の存在が雇用とプロジェクトの安定につながってほしい。次回作『Keeper』の続報も気になるなか、開発現場の地盤がしっかり固まることを願っています。

