制作費6,000万ドル(約90億円)を投じながら劇場公開時に興行面で振るわなかったスパイスリラー「ザ・アマチュア」が、Amazon Prime Videoへの配信を経て、1年以上の時を経て人気コンテンツとして再浮上しています。
ニュース概要

『ボヘミアン・ラプソディ』や『Mr. ロボット』で知られる俳優ラミ・マレックが主演を務めたスパイスリラー映画「ザ・アマチュア」。6,000万ドルという大きな制作予算が投じられたにもかかわらず、劇場での興行成績は期待を下回る結果となりました。ところが本作はその後Amazon Prime Videoに配信されると状況が一転し、現在はプラットフォーム上で公式にヒット作として認定されるまでに支持を集めているとPolygonが報じています。
出典: Polygon
ハマケンのひとこと
「劇場では不発→配信で逆転ヒット」という流れ、最近ほんとうに珍しくなくなってきましたよね。映画館に足を運ぶ観客が特定のジャンルや大作に集中しがちな昨今、スパイスリラーのような中規模バジェット作品はどうしても埋もれやすい。その点、サブスクリプション型の配信サービスは「とりあえず試してみる」という視聴行動と相性が良く、口コミがじわじわ広がるのに向いています。
ラミ・マレックはゲームファンにも馴染みのある俳優で、ホラーゲームが原作の映画『アンティル・ドーン』への関与も話題になりましたが、「ザ・アマチュア」でのスパイ役がどう評価されているのかは気になるところ。劇場公開から1年以上経って「ストリーミングヒット」と認定されるまでの時間軸を考えると、配信プラットフォームが従来の興行成績とは全く別の「成功の物差し」を持っていることを改めて実感させられます。映画の寿命って、もはや公開初週の数字だけでは測れない時代になったんだなと感じました。

