ネット発のホラーコンテンツとして人気を集めた「Backrooms(バックルームズ)」の映画化プロジェクトをめぐり、クリストファー・ノーラン監督がその成功を称えるとともに、若い世代が安易なAI生成コンテンツに対して非常に厳しい目を向けていると語ったことが報じられました。
ニュース概要

「インセプション」「オッペンハイマー」などで知られるクリストファー・ノーラン監督が、若手クリエイターのケイン・パーソンズ氏が手がけるYouTube発ホラーシリーズ「Backrooms」の躍進に触れ、次世代の観客はいわゆる“AIスロップ(粗製乱造されたAI生成物)”に対して即座に、そして手厳しい判断を下していると発言したとのことです。手作りで積み上げられた表現が若い層にきちんと評価されている、という文脈での言及となっています。
出典: PC Gamer
ハマケンのひとこと
「Backrooms」はもともと4chanで生まれた“無限に続く黄色い廊下”というネットロア(ネット発の怪談)で、当時16歳だったケイン・パーソンズ氏が制作したYouTubeの短編映像から一気に世界的な現象になったコンテンツです。個人が3DCGを駆使してコツコツ作った映像がハリウッドの長編映画企画にまで発展した、というのがこの話の熱いところですね。
そんな“手作り”の代表格を評価する立場から、ノーラン監督が「若い世代はAIスロップに冷淡だ」と語ったのは、ゲーム業界にもそのまま刺さる話だと感じます。実際、Steamのレビュー欄でもAI生成アセット丸出しの作品はかなり容赦なく叩かれる傾向がありますし、開示義務化の流れも進んでいます。技術としてのAIを否定するというより、「安易さが見えた瞬間に信頼を失う」時代になった、ということなのだろうと思います。作り手側としては襟を正されるコメントですね。

