『World of Warcraft』で、本来なら役割分担が必須とされる高難度コンテンツを、全員タンク(ガーディアン・ドルイド)で構成したパーティがクリアし、コミュニティを賑わせています。これを受けてBlizzardはすぐさま該当クラスの調整に動きました。
ニュース概要

WoWの拡張「The War Within」シーズン1におけるミシック+ダンジョン「Windrunner Spire」を、5人全員がガーディアン・ドルイド(熊形態のタンク職)というパーティが+20難度で時間内クリアしたことが、データベースサイトWowheadによって報じられました。通常MMORPGでは「タンク・ヒーラー・DPS(火力)」の三役を組み合わせる、いわゆる聖三角形が前提とされていますが、今回の踏破はその常識を覆すものとして話題に。Blizzardはこの状況を受け、ガーディアン・ドルイドの性能を引き下げる調整を実施しています。
出典: GameSpot
ハマケンのひとこと
「タンク5人で高難度クリア」というワードだけでロマンを感じてしまうんですが、よく考えると相当ヤバいバランス事故ですよね。ガーディアン・ドルイドは自己回復と被ダメ軽減が非常に強力なクラスとして知られていますが、ヒーラーもDPSも要らずにパーティが成立してしまうとなると、長年MMORPGのデザインを支えてきた役割分担そのものが揺らいでしまいます。Blizzardが即ナーフに動いたのは当然の判断でしょう。とはいえ、こうした「想定外の組み合わせで上を目指す」発想こそMMOの面白さでもあって、開発側の調整と一部プレイヤーの発明合戦は今後も続いていくはず。シーズンが進むにつれて、また別の「壊れビルド」が話題になるんじゃないかと予想しています。個人的には、こういうネタが定期的に飛び出してくるWoWのプレイヤーカルチャーの厚みがうらやましいですね。

