マジック:ザ・ギャザリング(MTG)の「マーベル・スーパーヒーローズ」コラボセットがシリーズ史上屈指の売上を叩き出したものの、先行するファイナルファンタジーとのコラボセットが打ち立てた記録にはわずかに届かなかったことが、ハズブロの決算説明会で判明しました。
ニュース概要

ハズブロが実施した直近の決算説明会において、MTGの「マーベル・スーパーヒーローズ」セットがマジック:ザ・ギャザリング史上トップクラスの販売成績を収めたことが報告されました。ただし、これまでの最高記録を保持するファイナルファンタジーとのコラボセットを上回るには至らず、首位の座の奪取にはあと一歩届かなかった形です。二大コンテンツIPがMTGの売上記録をめぐって競い合うという、異例の状況となっています。
出典: Polygon
ハマケンのひとこと
MTGはもともと独自のマルチバース(多元宇宙)世界観を核に据えてきたカードゲームで、長年のファンにとってはその世界観そのものが魅力のひとつでした。ところが近年は外部IPとのコラボセットが売上をぐいぐい引っ張る構図になっており、今回のマーベルとファイナルファンタジーによるトップ争いはその流れを象徴する出来事といえます。
特に注目したいのは、どちらのIPも「ゲームやコミック・映画が好きな層」とMTGのプレイヤー層が重なりやすいという点です。ファイナルファンタジーはゲーマー、マーベルは映画ファンを幅広く取り込める強みがあり、どちらもMTGを知らなかった新規層の入口として機能しているはずです。一方で、コラボ頼みの構造が強まることで、オリジナルセットの存在感が相対的に薄れてしまわないかという懸念も個人的には少し感じます。ハズブロがこの記録的な売上をどう次の展開に活かすか、そして次に挑戦するIPは何になるのか、今後の動向が楽しみです。

