「League of Legends」の開発初期、ゲームはまったく別の名前と姿をしていた――そんな事実を示す投資家向けピッチ資料が、あるYouTuberの手によって発掘されました。
ニュース概要

League of Legends(以下LoL)を扱うYouTuberが、Riot Gamesが開発初期に作成したとみられる投資家向けピッチ(出資獲得のためのプレゼン)資料を発見しました。その内容によると、当時のゲームタイトルは「Onslaught: War of the Immortals」という名称で、試合フォーマットも現在の5対5ではなく6対6が想定されていたようです。チャンピオンのひとりであるサイオン(Sion)の初期デザインにはひげが描かれており、キャラクターの外見も現在とは異なっていたことがわかります。また、ゲームの物語設定は「ある種の反キリスト的存在」を中心に展開するコンセプトだったとされています。
出典: PC Gamer
ハマケンのひとこと
「League of Legends」といえば、今や世界で最もプレイヤー数の多いMOBA(Multiplayer Online Battle Arena:2チームが相手の拠点破壊を目指すジャンル)として定着していますが、こんなに異なる原型があったとは驚きです。
個人的に最も気になるのは「6対6」という試合フォーマットです。現在の5対5は長年にわたって調整が重ねられ、「このバランスこそ正解」と多くのプレイヤーに受け入れられています。仮に6対6のまま進んでいたら、3本あるレーン(通路)への配置も変わり、戦略の幅や試合時間にも大きな影響が出ていたはず。いまのLoLの”当たり前”が、実はいくつもの選択肢の中から選ばれた結果だったことを実感させられます。
ストーリー面でも、現在の多神話・多文化が混在する「Runeterra(ルーンテラ)」という世界観とは方向性がまるで異なり、開発過程での大胆な路線変更があったことが伺えます。こうした「没案」や「初期資料」は、完成品の裏にある試行錯誤をリアルに示してくれるもの。ゲーム史の一端として、非常に価値のある発見だと思います。

