2022年に約36億ドルという巨額で『Destiny』シリーズのBungieを傘下に収めたソニー。しかし期待の新作『Marathon』の苦戦と『Destiny 2』の落ち込みを受け、5億6000万ドル規模の損失計上が明らかになりました。
ニュース概要

ソニーが2022年に行ったBungieの買収について、5億6000万ドル(およそ560億円)におよぶ損失を会計上で計上したことが報じられました。背景にあるのは、エクストラクションシューター(敵やプレイヤーから戦利品を奪い脱出するタイプの対戦FPS)として注目を集める新作『Marathon』の伸び悩みと、長年同スタジオを支えてきた『Destiny 2』の収益低下です。Bungieは買収当初、独立性を保ったままPlayStation陣営に加わるとされていましたが、その投資回収は順調とは言えない状況に陥っています。
出典: Polygon
ハマケンのひとこと
36億ドルという買収額を考えると、560億円の損失計上はインパクトが大きいニュースですが、これはあくまで会計上の評価減であって、Bungieが終わるという話ではない点には注意が必要です。とはいえ、『Marathon』は発売前から複数回の延期やアートワーク盗用騒動などで難しい船出を余儀なくされており、エクストラクションシューターというジャンル自体も『Escape from Tarkov』などの強豪がひしめく激戦区。そこに『Destiny 2』の勢い低下も重なれば、ソニーの財務担当者が渋い顔をするのも分かります。個人的には、かつて『Halo』を生み出した名門スタジオなので、ここから巻き返す体力はまだあると信じたいところ。次の決算と『Marathon』のアップデート方針が、Bungieの未来を占う重要な指標になりそうです。

