2011年に発売された刑事アドベンチャー『L.A.ノワール』の主人公コール・フェルプス役に、実は海外ドラマ「マッドメン」で主役を演じたジョン・ハムが候補に挙がっていた——そんな開発秘話が、当時の脚本家によって語られました。
ニュース概要

Rockstar Gamesが2011年に送り出した刑事捜査ゲーム『L.A.ノワール』。主人公コール・フェルプスを演じたのは、ドラマ「マッドメン」でケン・コスグローヴ役を務めたアーロン・ステイトンでした。同作の脚本を担当したダニエル・マクマホン氏がIGNのインタビューで明かしたところによると、キャスティング候補には同じく「マッドメン」でドン・ドレイパーを演じたジョン・ハムの名前も挙がっていたとのことです。ジョン・ハムはより著名かつギャラも高額な俳優であったことが示唆されています。
出典: GameSpot
ハマケンのひとこと
もし主役がジョン・ハムだったら、と想像すると『L.A.ノワール』の雰囲気は結構違ったものになっていたかもしれません。「マッドメン」でのドン・ドレイパー像は、渋くて陰があって、いかにも1950〜60年代アメリカの光と闇を体現するようなキャラクターでしたから、戦後ロサンゼルスを舞台にした本作の空気感とはかなり相性が良さそうです。とはいえ、実際に主演を務めたアーロン・ステイトンの、どこか青臭さと生真面目さが同居した演技もコール・フェルプスというキャラクターに絶妙にハマっていたと思います。『L.A.ノワール』は当時としては革新的な顔面キャプチャ技術で俳優の微妙な表情を再現していたので、「誰が演じるか」がそのままゲーム体験を左右する作品でした。予算とキャラクター像、両方のバランスで選ばれた最終判断だったのだろうな、と改めて感じさせるエピソードです。

