Steamの人気壁紙ツール「Wallpaper Engine」が、アプリケーション壁紙機能をプログラムから完全に削除する方針を発表しました。悪意ある第三者によって同機能が悪用され、一部ユーザーの端末がマルウェアに感染していたことが判明したためです。
ニュース概要

リリースから約10年、Steam上で長く親しまれてきたデスクトップ壁紙ツール「Wallpaper Engine」が、アプリケーション壁紙機能を恒久的に廃止すると明らかにしました。この機能は数か月前に悪意ある人物によって乗っ取られていたようで、壁紙プログラムがバックグラウンドで動作している間にユーザーの端末へマルウェアを感染させる手口に利用されていたとのこと。今回の措置は、こうしたセキュリティ上のリスクを断ち切るための判断だと説明されています。
出典: GameSpot
ハマケンのひとこと
Wallpaper Engineといえば、Steam売上ランキングの常連で、動く壁紙や音に反応する壁紙を楽しめる定番ツールとして愛用している方も多いはず。今回削除される「アプリケーション壁紙」は、他のアプリを壁紙として動かせる機能で、要は任意の実行ファイルを走らせられる性質があるため、悪用されるとマルウェア配布の温床になり得るという構造的な弱点を抱えていたわけですね。ワークショップ経由でコンテンツを共有できる文化と、ユーザー投稿型プラットフォームのセキュリティリスクは常に紙一重で、開発元Kristanix(Wallpaper Engineの開発チーム)が便利さよりも安全性を取った判断は妥当だと思います。もし過去にアプリ壁紙を導入していた方は、念のためウイルス対策ソフトでフルスキャンをかけておくのがおすすめです。便利機能ほど狙われやすい、というのは肝に銘じておきたいところ。

