人気RPG『バルダーズ・ゲート3』の看板キャラクターのひとり、吸血鬼アスタリオンを主人公にした公式小説が刊行され、海外メディアPolygonがそのレビューを公開しました。作者は怪奇色のある作風で知られる作家T.キングフィッシャーです。
ニュース概要

今回刊行されたのは、『バルダーズ・ゲート3』の世界観を扱う初の公式タイインノベル(ゲーム作品の設定を活かした小説)で、人気キャラクター・アスタリオンの過去を描く前日譚となっています。執筆を手がけたのは、ホラー要素と巧みなユーモアを織り交ぜる作風で知られる作家T.キングフィッシャー。Polygonのレビューでは、恐怖と楽しさを両立させた筆致が高く評価される一方、発行元であるWizards of the Coastによる関与が作品にとって好ましくない影響を及ぼした点についても言及されています。
出典: Polygon
ハマケンのひとこと
『バルダーズ・ゲート3』のアスタリオンといえば、軽妙な皮肉と裏腹に重たい過去を背負ったキャラクターとして多くのプレイヤーの心をつかんできました。そんな彼の前日譚をホラー作家が書くというのは、正直かなり「アリ」な組み合わせだと感じます。ゲーム内では会話やイベントの断片でしか語られなかった過去を、じっくり小説の形で掘り下げてもらえるのは原作ファンとしてもうれしいポイントですね。
一方で気になるのが「発行元の関与が作品に影を落とした」という指摘です。ライセンス作品にはどうしても版権元のチェックが入るものですが、それが作家の持ち味を削ってしまうケースは珍しくありません。今後『バルダーズ・ゲート3』関連の書籍展開が続くのであれば、原作の魅力と作家の個性をどうバランスさせるかが、シリーズ全体の評価を左右しそうです。続報や邦訳の有無にも注目したいところです。

