『MindsEye』を手がけるBuild A Rocket Boy(BARB)のオフィス前で、解雇された元スタッフと英労組IWGBによる抗議活動が行われました。会社側が費用負担付きのファン向けプレイテストイベントを開催したとされることが、抗議のきっかけとなっています。
ニュース概要

英国の労働組合IWGB(Independent Workers Union of Great Britain)は、Build A Rocket Boyから解雇された元開発者らと共に、同スタジオの事務所前で抗議行動を行いました。組合側は、度重なる人員削減が続いている一方で、会社が交通費などを負担するファン招待型のプレイテストを開いていると指摘。解雇された従業員たちへの補償や対応が不十分な中でのイベント開催は「解雇された労働者への仕打ち」だと批判しています。BARBは『MindsEye』のローンチ直後から複数回にわたるレイオフを実施しており、労使間の対立が続いている状況です。
ハマケンのひとこと
『MindsEye』はGTAシリーズの元プロデューサーであるレスリー・ベンジーズ氏が率いるスタジオの野心作として注目を集めていましたが、発売後の評価不振とレイオフ連発でネガティブな話題が続いています。今回のポイントは、単に「解雇があった」という話ではなく、解雇された当事者側が労組に加入して組織的に声を上げているところ。ゲーム業界は労組化が進みにくい業界と言われてきましたが、英国のIWGBは近年ゲーム業界での組織化を精力的に進めており、こうした街頭抗議が実際に行われる流れは象徴的です。会社としては「新規プレイヤーの獲得やコミュニティ強化のためのプレイテスト」なのかもしれませんが、解雇通知を受けた元同僚がまだ補償で揉めている最中となれば、タイミングとしては配慮不足と見られても仕方ないでしょう。この件、続報を追いたいところです。

