クリストファー・ノーラン監督の最新映画「The Odyssey」について、ゲーム・映画メディアのPolygonが「2度目の鑑賞で印象は変わるのか」という実体験をもとにした考察記事を公開しました。
ニュース概要

Polygonに掲載されたこの記事は、ライターが「The Odyssey」を2回鑑賞した経験をもとに書かれています。1回目の鑑賞後に「理解できた」と感じていたところ、2度目を観ると新たな気づきがあったとのこと。ノーラン監督の代表作「メメント」(記憶を時系列逆順でたどるという独特の構成で知られるサスペンス映画)ほど複雑な多重構造ではないものの、「The Odyssey」も少なくとも1度は繰り返し観る価値があると結論づけています。
出典: Polygon
ハマケンのひとこと
「メメント」「インセプション」「テネット」と、1回目の鑑賞では全体像をつかみきれない作品を積み上げてきたノーラン監督。今作はその中では比較的ストレートに楽しめる部類らしいですが、それでも2周目に新たな発見があるというのは、いかにもノーランらしいですね。
ゲームプレイヤー的な感覚で言えば、これは「2週目プレイ」の楽しさにそっくりです。1周目では流していたセリフや演出に「あ、これが伏線だったのか!」と気づく瞬間の快感は、映画でもゲームでも変わらない体験だと思います。繰り返し楽しめる作品というのは、それだけ作り込まれている証拠でもありますよね。
なお「The Odyssey」は、古代ギリシャの詩人ホメロスによる叙事詩「オデュッセイア」が原作。10年にわたる英雄の帰還の物語という壮大な題材をノーランがどう映像化しているのか、ゲームのナラティブ(物語体験)設計と比較しながら観るのも面白い視点になりそうです。Polygonがゲームと同じ熱量で映画を論じている点も、個人的には好感が持てます。

