ノーラン監督「The Odyssey」に登場する”海の民”は実在した歴史上の謎の民族

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クリストファー・ノーラン監督の新作映画「The Odyssey」に登場する”海の民(Sea People)”が、架空の存在ではなく実際の歴史記録に基づいていると、ゲーム・エンタメメディアのPolygonが解説記事を公開しました。

ニュース概要

ノーラン監督「The Odyssey」の場面

ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』を原作とするノーラン監督の映画「The Odyssey」では、「海の民」と呼ばれる集団が物語の中に登場します。この”海の民”は創作上の存在ではなく、紀元前12世紀ごろ地中海沿岸に実際に現れ、エジプトをはじめとする複数の古代文明と衝突したとされる海洋民族がモデルです。エジプトの石碑や神殿壁画にもその名が刻まれていますが、彼らの出身地や民族的なルーツは現在も歴史学者の間で結論が出ておらず、”青銅器時代の崩壊”と呼ばれる文明大変動に関与した可能性が指摘されています。ノーラン監督がこの史実の謎をフィクションの世界観に組み込んでいる点が注目されています。

出典: Polygon

ハマケンのひとこと

ゲームブログでの映画ニュースとなりますが、ギリシャ神話・古代地中海世界はゲームとも切っても切れないテーマなのでご紹介しました。『Hades』や『アサシン クリード オデッセイ』など、オデュッセウスが生きた時代の世界観はゲームでも繰り返し描かれてきましたが、”海の民”を前面に押し出した作品はほとんど記憶にありません。青銅器時代の崩壊という歴史上の大きなミステリー——複数の文明がほぼ同時期に消滅した謎の時代——は、ゲームの舞台としてもまだまだ開拓の余地がある領域だと思います。ノーラン監督が史実の不確かさをどう映像として解釈するのかは純粋に気になりますし、この映画をきっかけに同時代を舞台にしたゲーム作品が生まれてくる可能性も十分あるのではないでしょうか。歴史の”空白”をフィクションで埋めるアプローチは、ゲームデザインとも相性抜群ですからね。

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