ソニーがPC版タイトルの展開に対して慎重姿勢を強めているという話題が、思わぬ角度から再注目されています。PC Gamerが指摘したのは、この方針転換が同時に中国市場からの距離の取り方にも直結しているという視点です。
ニュース概要

PC Gamerの記事によると、ソニーがPC向けタイトル展開に対する積極姿勢を弱めつつあることは、結果的に中国市場へのリーチを縮小することにもつながると分析されています。中国では輸入規制などの事情からコンソール機が広く普及せず、ゲーミングの主役はPCとモバイルが担ってきた経緯があります。そのため、PC版を控える戦略は、中国の膨大なゲーマー人口にPlayStationタイトルを届ける数少ない経路を自ら閉ざすことに等しい、という論旨です。
出典: PC Gamer
ハマケンのひとこと
この指摘、言われてみればなるほどという感じです。ここ数年のソニーは『Horizon』『God of War』『Helldivers 2』などをPCに展開してきましたが、その狙いの一つは間違いなくコンソールが届かない地域への橋渡しだったはずです。中国はPS5の正規販売こそあるものの、ソフト面ではPC・モバイルが圧倒的な主戦場。ここをSteam経由で取りに行けるのはPC展開の大きな旨味でした。一方で、PSNアカウント必須問題で『Helldivers 2』が中国を含む多くの国でストア取り下げになった一件を思い出すと、ソニー側のPC運用そのものに難しさを抱えているのも事実です。短期的なファーストパーティ売上を守るためにPC路線を絞ると、結果的に新興市場での存在感が削がれる——このジレンマを今後どう整理していくのか、注目したいところです。

