『South of Midnight』を手がけたカナダのスタジオ、Compulsion Gamesが、大規模な人員削減の一環としてXboxから独立したことを受けて、他社との共同開発やサポート業務に活路を見出そうとしています。
ニュース概要

Xboxが実施した数千人規模のレイオフに伴い、Compulsion Gamesは親会社であったXboxのもとを離れることになりました。同スタジオはこれまで『We Happy Few』や、2024年にリリースされた南部ゴシック風アクション『South of Midnight』などを制作。今回の独立を機に、自社タイトルの新規開発だけでなく、他スタジオの制作を支援するコデベロップメント(共同開発)やサポートスタジオとしての受託業務にも積極的に取り組む姿勢を示しています。同社は少数精鋭の体制を維持しつつ、外部プロジェクトの引き受けを模索する方針とのことです。
ハマケンのひとこと
『South of Midnight』はアメリカ南部の民話をモチーフにした独特のビジュアルとストップモーション風のアニメーションが強烈な印象を残した意欲作でした。その作り手が、次は「共同開発スタジオ」という形で他社を支える側にも回るというのは、業界の厳しい現実を示していると同時に、生き残りの一つの現実解でもあります。特に大手パブリッシャー傘下から切り離された中規模スタジオが、単独で大型タイトルの資金調達を続けるのは至難の業。共同開発や制作支援は安定収入源になり得ますし、Compulsionのように独特の作家性を持つスタジオがサポート側に回ると、他社タイトルにも予想外の風味が加わるかもしれません。個人的には、彼らの独自色が薄まらないうちに、いつか単独名義の新作も見せてほしいところ。中小スタジオの「静かな連携」がここ数年のトレンドになりそうな予感がします。

