長寿SFドラマ『ドクター・フー』の2005年復活シリーズ・シーズン2に登場した2話構成のエピソード「The Impossible Planet」と「The Satan Pit」が、放送から20年の節目を迎え、海外メディアPolygonによって「最も過小評価された傑作回」として取り上げられました。デイヴィッド・テナント版ドクターの信念が大きく揺さぶられる、シリーズでも異色の一編です。
ニュース概要

Polygonの記事では、2005年に始まった新生『ドクター・フー』シーズン2の中盤に放送された2部作エピソードが取り上げられています。10代目ドクター(デイヴィッド・テナント)と相棒ローズ(ビリー・パイパー)が、ブラックホールの軌道上に存在するはずのない惑星に降り立ち、そこに封じられた「悪魔」と対峙するという内容で、ドクターの合理主義的な世界観が真っ向から試される異色回として、20年経った今あらためて評価されるべきだと論じられています。
出典: Polygon
ハマケンのひとこと
このエピソードが面白いのは、普段は「科学で説明がつかないものはない」と言い切ってしまうドクターが、「もしかしたら本当に悪魔かもしれない」という存在を前に動揺するところなんですよね。新生『ドクター・フー』はラッセル・T・デイヴィス時代のポップで明るい作風が看板でしたが、その中にこういう神学・哲学に踏み込んだ重めの2部作をねじ込んでくるのが当時の挑戦的なところでした。ゲーム好き目線で言うと、閉鎖された施設・暗い坑道・正体不明の存在というシチュエーションは『Dead Space』や『Doom』のような宇宙ホラーゲームと地続きの空気感があり、SFホラー好きなら刺さるはず。配信で気軽に観返せる時代ですし、20周年を機にテナント版ドクターの原点を辿ってみるのも良さそうです。

