PCを起動すると同時に常駐し、その挙動が長らく議論を呼んできたRiot Gamesのアンチチート「Vanguard」に、ようやくゲームを立ち上げたときだけ動作するオプションが用意されました。『リーグ・オブ・レジェンド』や『VALORANT』のプレイヤーにとっては待望の変更と言えそうです。
ニュース概要

Riot Gamesが、アンチチートソフト「Vanguard」に新たな選択肢として「オンデマンドセッション」モードを追加しました。これを有効化すると、対象タイトル(『LoL』『VALORANT』など)を起動したときだけVanguardが稼働し、ゲームを終了すれば停止する形になります。ただし利用には条件があり、Windows 11かつセキュアブートやTPM 2.0などのセキュリティ機能が有効化された、Riot側が「十分に保護されている」と判断するPC環境であることが求められます。条件を満たさない場合は従来通りPC起動時から常駐します。
ハマケンのひとこと
Vanguardは、OSの深い階層(カーネルレベル)で動作するアンチチート、つまりOS本体に近い権限で常時監視するタイプの仕組みです。チート対策としては強力な一方、PC起動時から勝手に動き続けることに抵抗を覚えるユーザーは少なくなく、特に2024年に『LoL』へ導入された際は大きな反発がありました。今回の「ゲームを開いた時だけ動く」モードは、その不満に対するRiotなりの妥協点と言えそうです。とはいえ条件がWindows 11+セキュアブート+TPM 2.0と、それなりにモダンな環境前提なのは興味深いところ。要するに「OS側のセキュリティが固められているPCなら、Vanguardが常駐しなくてもチート耐性を担保できる」という判断なのでしょう。Windows 10からの移行を渋っているPCゲーマーにとっては、地味にアップグレードを後押しする一因になるかもしれませんね。
