「神は死んだ、そして天国は法人化した」――こんな強烈なキャッチコピーを掲げる新作インディーゲーム『Grindset T.V.』が、Rock Paper Shotgunで紹介されています。あの目に厳しいことで知られる『Cruelty Squad』の系譜を引く、過剰刺激なスピードラン系アクションだそうです。
ニュース概要

Rock Paper Shotgunが取り上げたのは、毒々しいビジュアルと挑発的な世界観で知られる『Cruelty Squad』の影響を強く感じさせる新作インディー『Grindset T.V.』。記事では、同作以降のインディーシーンにおいて、感覚を逆撫でするような視覚表現を採用するタイトルが静かに増えてきていると指摘されています。本作はそうした流れに連なる、スピードラン(=最速クリアを競うプレイ)に特化した過剰刺激系のアクションゲームとして紹介されています。
ハマケンのひとこと
『Cruelty Squad』が「目がチカチカするゲームのフォロワー」を生み出している、というRPSの指摘がまず面白いです。あの作品は登場当初こそ「これは正気か?」とネタ扱いされていましたが、蓋を開けてみれば独自の哲学的世界観とハードコアな構造で熱狂的なファンを掴み、結果としてインディー界の一ジャンルを切り拓いてしまったわけですよね。『Grindset T.V.』というタイトルにも、現代の自己啓発カルチャーや成果至上主義を皮肉るような匂いを感じます。「神は死に、天国は法人化した」というフレーズはまさに、ブラック企業化した来世を皮肉る痛烈なメッセージ。スピードラン特化という設計も、効率と成果に追い立てられる現代風刺と噛み合っていて、ただ奇抜なだけじゃない作家性を期待してしまいます。万人向けではないのは確実ですが、こういう尖ったゲームこそインディーの醍醐味ですね。
