イーサン・ホーク、ウィレム・デフォー、サム・ニールが揃い踏みした2009年製のヴァンパイアSF映画「デイブレイカー」が、現在無料でストリーミング視聴できる状態にあるとして、海外メディアPolygonが改めてその魅力を紹介しています。
ニュース概要

「デイブレイカー」は、スピリッグ兄弟(マイケル&ピーター・スピリッグ)が監督を務めたオーストラリア・アメリカ合作映画です。世界人口のほとんどが吸血鬼化した近未来を舞台に、人間の血液が深刻な不足に陥るなか、吸血鬼の血液学者(イーサン・ホーク)が血液の代替品を研究するというSFホラー作品。公開当時は興行的に目立った成績を残せませんでしたが、その独創的な設定と社会風刺的なテーマは今も根強いファンを持ちます。Polygonは本作を「2000年代でもっとも発明的なヴァンパイア映画」として取り上げ、現在無料配信中であることを紹介しています。
出典: Polygon
ハマケンのひとこと
「デイブレイカー」は当時ゲームのBGMを流しながら映画を漁っていたときに偶然観た記憶があるのですが、冒頭から設定のセンスに引き込まれた作品でした。「吸血鬼が人間を支配した世界」というのは定番のお題に見えて、この映画は「その後の吸血鬼社会が資源枯渇に直面する」という方向へひねっていて、むしろ石油問題や食糧危機のアレゴリー(寓話)として機能しているのが面白いんです。コーヒーにも血が入っている、車には日光対策が施されている……といった細部の作り込みが「ゲームでいうロア(設定資料)が充実している世界」に近い感覚を覚えます。
サム・ニールが演じる企業側の悪役も記憶に残る造形で、製薬会社・血液ビジネスへの皮肉が随所に刺さります。スピリッグ兄弟はこの後「ソウ」シリーズの「ジグソウ」(2017年)も手がけており、ジャンル映画のつくり手として独自のポジションを確立しています。ゲームでホラーSF世界観が好きな方──「バイオハザード」や「The Callisto Protocol」あたりが刺さる方──には特に相性が良いと思うので、無料で観られる今のうちにチェックしてみてください。

