『ワールド・オブ・ウォークラフト』のゲームマスターが自らの権限を使って友人たちのボス討伐を不正に手助けしていたことが、Twitchの配信を通じて明るみに出ました。
ニュース概要

Blizzardが運営するMMORPG(大規模多人数参加型オンラインRPG)『ワールド・オブ・ウォークラフト』にて、同社のゲームマスター(GM)がGM専用の特殊コマンドを利用し、知人プレイヤーのグループに対してボスを即座に倒す形で便宜を図っていたことが判明しました。当人は行為が録画されているとは気づいていなかったようですが、その場に居合わせたプレイヤーの1人が後日Twitchのライブ配信でこの出来事を暴露。Blizzardは現在、当該スキャンダルについて公式に調査を進めていると表明しています。
出典: PC Gamer
ハマケンのひとこと
ゲームマスター(GM)とは、ゲーム内のトラブル対応や不正監視などを担うBlizzardの内部スタッフで、通常プレイヤーには与えられない管理者権限を持っています。その立場にある人間が逆に不正行為を行っていたというのは、信頼の根幹を揺るがす問題です。
特に気になるのは「録画されていると知らなかった」という点で、もし配信による告発がなければそのまま闇に葬られていた可能性が高いということです。WoWは20年以上の歴史を持つ超長寿タイトルで、ハードコアなプレイヤーコミュニティが今も健在です。ボス討伐の達成記録やレアアイテムの入手履歴は、そのコミュニティ内で大きな意味を持ちます。GMによる「お助け」が事実なら、正攻法で挑んだ他のプレイヤーへの明白な不公正です。
Blizzardが今後どのような処分を下すのか、また内部統制の仕組みがどう見直されるのかは注目に値します。オンラインゲームの運営会社にとって、自社スタッフによる特権乱用は最も避けなければならないスキャンダルの一つ。今後の公式発表を引き続き追っていきたいと思います。

