PC Gamerが「ハリウッドはまだ間に合う」と題した論説を掲載しました。Paramount(パラマウント)とWarner Bros.(ワーナー・ブラザース)の合併話に対し、ゲーム業界が経験してきた大型統合の悪影響を引き合いに、映画・テレビ業界も同じ轍を踏むべきではないと警鐘を鳴らす内容です。
ニュース概要

PC Gamerに掲載されたオピニオン記事では、映画・TV業界がすでに厳しい状況にある中で、ParamountとWarner Bros.の合併が実現すればさらに深刻な事態を招くと指摘しています。参考事例として挙げられているのはゲーム業界で相次いだ大型買収や統合の結末で、大手同士が一つにまとまることで作品の多様性が損なわれ、スタジオ閉鎖やレイオフといった弊害が広がったと論じられています。合併を阻止する余地はまだ残されている、というのが筆者のスタンスです。
出典: PC Gamer
ハマケンのひとこと
ゲーム好きとして、この論説の視点はかなり刺さるものがあります。ここ数年、Microsoftによる巨大買収や、Embracer Groupの拡大と急激な縮小、そしてそれに伴う大量レイオフやスタジオ閉鎖のニュースを、私たちは何度も見てきました。「規模の経済で強くなる」はずだった統合が、蓋を開けてみればリスク回避的な続編・リメイクばかりになり、意欲的な中堅タイトルが姿を消していく——というのは、確かに映画業界の未来図と重なって見えます。もちろん映画とゲームでは制作構造も収益モデルも違いますし、統合が一概に悪とも言えません。ただ、「同じ企業グループの中に競合スタジオが並存できるか」「買収後にIP(知的財産)は生かされるのか死蔵されるのか」という問いは、両業界に共通する重い課題。ハリウッドの動きは、ゲームファンにとっても他人事ではない話題だと感じます。

