『The Elder Scrolls』や『Fallout』シリーズで知られるBethesda Game Studiosで、社内に設置された「解雇された同僚を偲ぶ展示」が、人事部門の指示によってほぼ即座に撤去されたと、同スタジオの労働組合「BGS Union」が公表しました。
ニュース概要

BGS Union(Bethesda Game Studiosの従業員による労組)によれば、先日のMicrosoft傘下で行われた人員削減で職を失った同僚たちを悼むため、社内に追悼用のディスプレイが設けられました。しかし人事(HR)側から「ほぼ即座に」撤去を求められ、従業員はそれに従わざるを得なかったとのこと。組合はこの対応を批判し、SNSを通じて経緯を明らかにしています。
出典: PC Gamer
ハマケンのひとこと
Microsoft傘下となったZeniMax/Bethesdaでは、ここ最近ゲーム部門全体で大規模な人員削減が続いており、開発現場のダメージは想像以上だと思います。同僚を送り出す小さな展示すら「ほぼ即座に」撤去させられたという話が事実であれば、士気や信頼関係に与える影響は決して小さくありません。追悼展示は業務妨害ではなく、残されたスタッフが気持ちに区切りをつけるための行為でもあるはずで、それを封じることは長期的には離職や生産性低下を招く恐れもあります。ZeniMax Workers Unitedをはじめ、近年ゲーム業界では労組結成の動きが加速していますが、こうした事例はまさに「なぜ労組が必要か」を象徴するケースになりそうです。『The Elder Scrolls VI』の開発を待つファンとしても、作り手が健全な環境で働けているかは他人事ではありません。今後の労使双方のコメントに注目したいところです。

