アメリカ南部の民話的世界観で高い評価を受けたアクションアドベンチャー『South of Midnight』。Xbox Game Passのラインアップを彩る一本として存在感を放っていますが、開発元のCompulsion Gamesが厳しい状況に置かれているとPolygonが報じています。
ニュース概要

Polygonの記事によると、Microsoft傘下のCompulsion Gamesは『South of Midnight』で各方面から高い評価を得たにもかかわらず、スタジオ閉鎖の懸念がくすぶっている状況だといいます。Xbox Game Pass(月額制で対象タイトルが遊び放題になるサブスクリプション)を代表する作品の一つに数えられるほどの完成度を見せた本作ですが、それでもスタジオの将来を保証する材料にはなり切れていない、という厳しい現実が記事の主題となっています。
出典: Polygon
ハマケンのひとこと
『South of Midnight』はストップモーションのような独特なアニメーション表現と、ディープサウスの神話や音楽を融合させた作家性の強い作品で、いわゆる「作家性ゲーム」の好例でした。それだけに、評価と存続が直結しないという現実は重く受け止めたいところです。サブスクリプション中心のビジネスモデルでは、単純な販売本数とは違う指標で価値が測られるため、たとえ良作を出しても「次の投資に値するか」という別の物差しが立ちはだかります。Tango GameworksやArkane Austinの閉鎖が記憶に新しい中、また同じ流れが繰り返されるのかと不安になりますが、Compulsionには『Contrast』『We Happy Few』から続く独自の作風があります。Microsoftにはぜひ、目先の数字だけでなく、こうしたスタジオが持つ長期的な文化的価値を見極めた判断をしてほしいと願うばかりです。
