『ヒットマン』シリーズで知られるIO Interactiveが手がける新作『007 First Light』。高評価で迎えられた本作ですが、米メディアPolygonは「2026年のGame of the Year受賞は難しいだろう」と踏み込んだ予想を打ち出しました。その理由はゲームの出来ではなく、主人公ジェームズ・ボンドという存在そのものにあるといいます。
ニュース概要

Polygonが公開したコラムでは、IO Interactive開発の『007 First Light』がレビュー面では好評を得ているものの、2026年のGame of the Year(年間最優秀ゲーム賞)を勝ち取る可能性は低い、との見方が示されました。その最大の理由として挙げられているのが、主人公である「ジェームズ・ボンド」というIPそのもの。作品の品質ではなく、題材としてのボンド像が受賞レースで足かせになるのではないか、と論じられています。
出典: Polygon
ハマケンのひとこと
これはなかなか辛口な分析ですね。たしかにThe Game Awardsをはじめとする近年のGOTYは、『Baldur’s Gate 3』や『Elden Ring』、『Disco Elysium』のように「作家性が強く、語るべきテーマを持った作品」が評価される傾向にあります。一方でジェームズ・ボンドは、半世紀以上の歴史を持つ既存IPで、しかも「スパイがカジノでカクテルを飲む」という極めて固定的なイメージがついて回るキャラクター。どれだけゲームとして優れていても、審査員受けする「新しい何か」を打ち出しにくい題材なのは間違いないでしょう。とはいえ、『ヒットマン』三部作で潜入アクションを極めたIOが、ボンドの若き日をどう描くかは個人的に最大の注目ポイント。GOTYを獲れなくとも、ベストアクション部門あたりではしっかり爪痕を残してくれるのでは、と期待しています。

