『Darkest Dungeon』シリーズのナレーションで知られる声優Wayne June氏が亡くなったことを受け、開発元のRed Hook Studiosが「AIによって彼の声を再現することは決してない」と表明しました。シリーズの象徴とも言える低音ナレーションをどう扱うのか、ファンの関心が集まっています。
ニュース概要

『Darkest Dungeon』のナレーターを務めたWayne June氏の逝去を受け、開発元Red Hook Studiosが声明を出しました。スタジオは、AI技術で同氏の声を模倣・複製することは今後一切行わないと明言。その理由として、彼の声と語り口が「人間そのもの」であり、機械では置き換えられない表現だったと説明しています。ローグライク系ダンジョン探索RPG(攻略のたびに構成が変わる探索もの)である本シリーズにおいて、彼のナレーションは作品の核ともいえる要素でした。
出典: IGN
ハマケンのひとこと
『Darkest Dungeon』をプレイしたことのある方なら、あの重厚なナレーションがどれほど作品の空気を作っていたか身に染みていると思います。「Remind yourself that overconfidence is a slow and insidious killer.」など、名フレーズの数々はゲームの記憶そのものでした。昨今、亡くなった声優の声をAIで蘇らせる是非が業界でも議論される中、Red Hookが早々に「やらない」と線を引いたのは、クリエイターとしての誠実さを感じます。技術的にはおそらく可能でしょうし、商業的な誘惑もあるはず。それでも「彼の声は人間だった」と言い切る姿勢は、作品を愛してきたファンへの最大級の敬意だと思います。今後シリーズが続くなら、新たな語り部がどう紡がれるのか、あるいはWayne氏が遺した音源をどう大切に扱っていくのか、見守りたいところです。

