「光と闇」というシンプルな二項対立で語られてきた『スター・ウォーズ』のフォース観に、近年明確な変化が見られているそうです。Polygonが、『反乱者たち』『クローン・ウォーズ』『アソーカ』といった最近の映像作品を取り上げ、フォース描写が徐々に「コズミックホラー(宇宙的恐怖)」的な領域に踏み込みつつあると論じています。
ニュース概要

Polygonの記事では、『スター・ウォーズ:反乱者たち』『クローン・ウォーズ』『アソーカ』といったシリーズ作品において、従来の「ライトサイド対ダークサイド」という分かりやすい構図から離れ、フォースを人智を超えた不可解な存在として描く方向にシフトしている、という分析が紹介されています。記事はこの傾向を、H・P・ラヴクラフトに代表されるコズミックホラー(人間に理解不能な巨大な存在への畏怖を描く作風)になぞらえて解説しています。
出典: Polygon
ハマケンのひとこと
言われてみれば、『反乱者たち』終盤の「世界の狭間(World Between Worlds)」や、『アソーカ』に登場するナイトシスターズ、銀河の外から来たとされる存在など、最近のスター・ウォーズには「光と闇のバランス」では説明しきれないモチーフが確かに増えてきました。ジェダイの教義そのものが宇宙の真理ではなく、あくまで一つの解釈にすぎなかった――という方向に物語の重心が動いているようにも感じます。
これはゲーム側にも影響しそうな話で、たとえば『Jedi: Survivor』の続編や今後のスター・ウォーズタイトルでも、単純なシス退治ではなく、もっと得体の知れないものと向き合う展開が来るかもしれません。個人的には、フォースが「都合のいい超能力」から「畏れるべき何か」に戻っていくのは、シリーズの神秘性を取り戻す意味でも歓迎したいところです。

