米ユタ州で、オンラインサービス利用時の年齢確認を義務付ける法律が今週から施行されます。注目すべきは、この法律がVPN(仮想専用線:接続元の地域を偽装できるツール)を使ったユーザーまで明確に対象に含めている点で、米国の州法としては初の事例とされています。
ニュース概要

ユタ州で施行される年齢確認関連の法律は、対象サービスにアクセスする際にユーザーの年齢を確かめる仕組みを求めるもので、PC Gamerの報道によると、VPN経由のアクセスについても明示的に規定の対象としているのが大きな特徴です。米国ではこれまでも州ごとに同様の年齢確認法が次々と成立してきましたが、VPN利用者まで法文ではっきり言及した州は今回が初とのこと。施行は今週から始まる見込みです。
出典: PC Gamer
ハマケンのひとこと
VPNと言えば、海外のゲームストアにアクセスしたり、地域限定の配信を見たりと、ゲーマーにとっても身近なツールになってきました。今回のユタ州の動きが面白いのは、これまで「規制を回避する手段」として黙認されがちだったVPN利用に、法律レベルで切り込んだ点です。年齢確認法そのものはアダルトサイトや一部SNSが主なターゲットですが、いったん「VPNを名指しできる」という前例ができると、今後ゲーム関連サービス、たとえば年齢制限のあるストア閲覧やオンライン対戦サービスなどへ波及する可能性もゼロではありません。技術的にVPN利用を完全に検知・遮断するのは難しいので、実効性がどこまで担保されるのかも見どころ。日本でも年齢確認の議論は他人事ではなく、米国の判例や運用実態は引き続き追いかけたいテーマです。

